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■ 平成22年度決算
第68回理事会・第38回代議員会(平成23年9月22日開催)において、平成22年度収支決算(案)が審議され、全会一致で可決・承認されましたので、ご報告いたします。
□ 平成22年度決算の概要について
(1)運用環境
平成22年度の運用環境は、欧州の信用不安、米国景気の先行き不透明感などを受けて、秋口までは株式などのリスク資産から債券などの安全資産への逃避が目立ち、軟調な展開となりました。特に国内株式市場では史上稀な円高が大きな下ブレ圧力として作用していました。しかし、9月以降は、米国景気の不透明感が薄らぎ、欧州の金融不安の後退、円高の一服感などがあって、内外とも株への回帰が見られ、上昇機運が出てきていましたが、年度末直前の3月11日東日本大震災が起こり、運用環境は一挙に暗転しました。
この結果、当基金の運用実績は▲ 0.61%となりました。マイナスではありますが、他の基金と比較すると、当基金の実績は上位にあります。
(2)決算概要
厚生年金基金の収入(掛金+運用収益)や支出(給付債務)は、予定利率、予定脱退率等々多くの予測値によって計算されています。しかし、運用、脱退、給与等々の実績は年々変動し、予測値からずれることが間々あり、そのため収入の増減と支出の増減が一致しなくなり、そこから毎年の決算で剰余金(不足金)が生じます。
当基金の平成22年度の決算では、損益計算書で 637,984千円の不足が発生しました。これは、掛金収入等々の収入 2,209,895千円に対して、年金給付等々の支出 1,838,225千円と資産の部ではプラスになったにもかかわらず、数理的評価の部で給付債務が 1,220,196千円と大きく伸びたためです。運用が振るわず、マイナスになったことも影響しました。
一方、貸借対照表では、おおむね小規模の増減にとどまりましたが、運用の成果である固定資産の伸びが小さく、逆に数理的評価の部で数理債務が大きくなっています。給付債務は前年度から 811,003千円(2.7%)増えています。資産の部で資産額から負債額を差し引いた純資産額、つまり当基金の正味の資産額は 28,171,276千円となりました。
また、前年から繰り越している別途積立金が 1,166,419千円あり、これを前記の当年度不足金 637,984千円と相殺し、残額 528,435千円を翌年度に繰り越すことにしました。
□ 年金経理(年金・一時金の給付に関する資産を扱う経理です)
◇ 損益計算書 (自:平成22年4月1日 至:平成23年3月31日)
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